動画を制作するうえで、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。相場を知らないと見積を依頼した際にびっくりしてしまいますよね。今回は、MA(エムエー)の作業内容について、また、どれくらいの費用を目安にするとよいのかを詳しく解説します。動画制作を依頼しようか検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

MAとは何をする作業なのか

動画を制作する工程のなかに、MA(エムエー)と呼ばれるものがあります。MA(エムエー)とは「Multi Audio」の略称であるうえ、映像を制作する音の部分ですので海外では「Audio Postproduction」や「Audio Suite」と呼ばれることもあります。

では、MA(エムエー)とは具体的にどのような作業をする内容なのでしょうか。例をあげると、外で撮影した場合、出演者の音声だけを取りたいのに外部の音声が紛れ込んでしまうことがあります。このような環境音が入ってしまうと、出演者のセリフが聞き取りにくいため音声編集をするのです。このような作業をすることをMA(エムエー)といいます。

MAは、音声を編集することによって聞き取りやすくし、作りあげていく作業です。それ以外にも効果音を付けるといった作業も行います。効果音を入れることでより一層、番組が盛り上がるのです。

バラエティ番組を制作する場合には、効果音が欠かせません。たとえば、効果音である「ゲラゲラ」「バシバシ」とたたく音、また「タラララッタラーン」などなどの効果音を入れることで番組を盛り上げます。また、ドラマなどのシーンには足音を後から入れることでより、臨場感を高めていくことができます。

ですからMA(エムエー)は、録音した音がナチュラルに聞こえるように音を整える作業をしたり、効果音を調節したりこのような整音作業が終わると今度は、ナレーションの収録を行います。このような作業をすべてMAが担当します。

MAに必要な平均費用は？

映像を制作するにあたって撮影した映像を編集したり、音を付けたりする作業が入ります。撮影後に編集作業が入ることがほとんどです。

編集は、番組などをさらに構築するためには欠かせない作業といえます。臨機応変に番組のストーリーを作りあげて音の編集をし、注目させたいところは効果を入れるなど、映像の演出をするうえでとても重要な作業です。

また、時間内に編集をして映像をまとめて行く作業はセンスが要求されます。では、MAにおける映像の制作費はどれくらいなのでしょうか。それぞれの項目についての価格を紹介します。

平均費用相場を作業別に紹介

たとえば、MAが1日1人として編集する作業は５万円前後です。しかし、ナレーションが入ると１回の収録で６万円〜20万円くらいと費用がかかります。

また、外部の編集スタジオを使用する場合などは、別に費用がかかりますので注意しなければなりません。現在では、編集する際はパソコンを活用したノンリニア編集という方法が主流です。

また、映像に合わせて音楽や効果音を選定する作業をおこないます。このようにクオリティの高い音の素材を選定する作業です。パソコンがすべて編集する作業とはいえ、編集という作業の性質上人件費と考えなければなりません。

ナレーター起用などでより費用がかかることもある

ナレーターを起用する場合には、予算を考えておかなければなりません。なぜなら、ナレーターのランクによってその値段は異なるからです。

目安として、ナレーションが入ると１回の収録で６万円〜20万円くらいと費用がかかります。これは、1回の収録の価格です。修正などでナレーションを差し替える場合には、別途費用がかかります。

ナレーターの相場はまちまちですが、有名なナレーターを起用すればさらに費用が高くなります。そうでなければ、1本の作品でおおよそ６〜８万円を目安にされるとよいでしょう。

しかし、修正をする場合には、ナレーターがMA現場まで足を運ぶ手間が増えてしまいます。近年では個人宅で収録している人も増加していますが、修正が発生した場合に連絡する頻度が余計に増えてしまうため、ナレーター選びは慎重に行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。動画の制作でMAを行う場合どれくらいの費用がかかるのか解説しました。また、番組を制作していくうえでとても大切な役割をしています。

外部の音声が紛れ込んでしまった場合は音声を編集し、効果音を入れる作業も行います。そして、録音した音がナチュラルに聞こえるように整音する作業をします。

他にもナレーションの収録もMAの作業内容でした。編集作業は５万円前後ですが、ナレーターを起用する場合には、１回の収録で６万円〜20万円と費用がかかることもあります。

専門的な知識が必要ですので、料金の価格に幅があることを知っておきましょう。他社との違いやオリジナリティがある会社であれば費用は高くなります。動画政策を行ううえで何をコンセプトにしているのか伝えることが大切です。

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