会社紹介動画を作る際のポイントをご紹介!
近年、オンラインを使ったサービスが増えています。それに伴い、動画を利用した会社紹介を行う企業も増加中です。
紹介動画のよいところは、やはり文字より伝わりやすい点でしょう。演出や構成を工夫することでさまざまなターゲットを相手にでき、会社の魅力を存分に伝えられます。
本記事では、そんな会社紹介動画について紹介します。
目的とターゲットを考える
オンラインを使ったサービスが広がっている昨今、動画を使って会社を紹介するところが増えてきています。動画を利用することでパンフレットよりも見やすく、わかりやすいのがメリットです。また、特定のターゲットにアプローチしやすいのもよいでしょう。
会社紹介動画を作るには、まず目的とターゲットを考える必要があります。
主な4つの目的
会社によって目的は異なりますが、一般的に4つ挙げられます。
1つ目は、ブランドイメージの向上です。会社の理念やコンセプトを中心に、自身の会社をアプローチする動画になります。ストーリー性をもたらすことで視聴者の心に刺さりやすく「利用してみたい」と思わせることができます。
2つ目は、社員のやる気へつながる動画です。文字だけでは伝わりにくい会社の雰囲気も、動画にすることで社員の心を刺激します。いわゆるインナーブランディングになります。
3つ目は、採用者を増やしたい場合です。これは1つ目のブランドイメージの向上にも通じるものがありますが、会社の雰囲気がわかる動画にすることで新卒・中途の採用に大きく貢献します。
4つ目は、商談の効率化です。会社の強みをアプローチできるため、情報の均質化や利用目的がイメージしやすくなります。
またこれらに加え、目的と動画のマッチングや改善すべき点などもあらかじめ決めておきましょう。
誰に向けた動画?
目的を考えるだけでは、ユーザーの心に届けることはできません。誰に向けた動画なのか、ターゲットを明確にすることも大切でしょう。
たとえば、新卒・中途向けや男性・女性に特化したもの、ユーザーの趣味・趣向を重視したものなどが挙げられます。ただ会社をアピールするだけでは、どんな人に興味をもってもらいたいのか、どんな人を採用したいのかがわかりません。女性に向けた商品を取扱っているのに、ターゲットが曖昧だと動画紹介のよさも半減してしまうでしょう。
そういったことのないように、ターゲットを決めることが大切です。
もっとも訴求したいもの
目的とターゲットが決定したら、もっとも訴求したい内容を明確にしていきます。たとえば、子どもに向けた商品を販売している会社であれば、ターゲットがどのような商品・情報を求めているのかを考えます。採用者を増やしたい場合は、入社希望者・取引先も含めて考えていかなければいけません。
ただ会社をアピールするだけでは、伝えたい内容がわからず、リアリティさがなくなってしまいます。会社の信頼を失ってしまうことにもなりかねませんから、訴求内容は明確にわかりやすくしておきましょう。
ブランドイメージと構成案
目的・ターゲット・訴求内容を考えたら、会社や商品の食い違いをなくし構成案を考えます。紹介動画とブランドイメージに差異があるとユーザーに伝わりにくくなるだけでなく、信頼も失う可能性があるからです。
過剰な紹介動画にするのではなく、きちんとブランドイメージに合っていることも大切でしょう。
会社や商品の食い違いをなくす
会社と商品に差異があると、ユーザーの理解が得にくくなってしまいます。とくに情報を盛った紹介動画は、実際に目にしたり手に取ったりしたときに疑問点が生まれます。ユーザーの信頼も失ってしまうので気をつけましょう。
そのためには、情報を盛り込みすぎないことが大切です。たとえば、WEB広告用なら15秒くらいがベストになります。長編の動画を作る場合は、伝えたい情報をいくつかピックアップするとよいでしょう。1分なら2~3個、2分なら5個までが効果的です。
万が一差異があったった場合、もう一度動画を見直してみましょう。
3つの構成案
動画作成に限らず、なにかを制作するときはある程度、構成を考える必要があります。
紹介動画の場合、目的・ターゲット・訴求したいことの3つにわけて構成案を考え、どの部分に映像イメージやテロップなどを入れたらよいのかを書き出していきます。
イメージが湧きやすいように、ストーリーボードを使うのもおすすめです。たとえば、事業を紹介するならメッセージからはじまり、最後に社長インタビュー(今後のビジョン)で終わると伝わりやすくなります。間には、社史や事業について、社員インタビューなどを盛り込むとよいでしょう。
どのような流れで動画を作ったらよいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
メリットと動画紹介の種類を知る
会社紹介動画を作るには、動画の種類やメリットを知ることが大切です。どんな魅力があるのか、きちんと理解しておかないと「いいモノ」を作ることはできません。
ここでは、動画紹介の種類とメリットについて簡単に説明します。
動画紹介の種類
紹介動画は、大きく3つの種類に分類されます。
まずは、事業紹介です。文字どおり自身の会社を紹介する動画のことで、概要や社史、商品サービスなどを主に伝えていきます。新卒・中途採用に非常に適しており、求職者の意欲向上につながりやすいでしょう。
注意点は、情報を盛り込みすぎて長くなりやすい点です。伝えたい想いが多いのはよいことですが、長尺だとユーザーが途中で飽きてしまう恐れがあるため、長くても10分までに抑えるようにしましょう。抽象的なものは、アニメーションにすると興味をもってもらいやすくなります。
次に、コンセプト紹介です。いわゆるブランドイメージというもので、何を重視している会社なのかストーリーで紹介することで、ユーザーの記憶に残りやすくなります。動画のポイントは、伝えたい内容を絞りしっかり定義しておくことです。会社と商品に差異があるとわかりにくくなるので注意してください。
最後は、インタビュー説明です。社員の声を中心に紹介する動画のことで、会社全体の様子や雰囲気を伝えることができます。会社の実情も知れるのもよいでしょう。
メリットとは
動画は、文字ではわかりにくいことをきちんとユーザーに伝えられるので、大きなメリットになります。とくにオンラインが主流になってきている昨今、需要も高いと言えるでしょう。
ほかにも、会社を見学できる・短時間で情報を発信できる・不特定多数の人に伝えられる・ユーザーの心に響きやすいなどが挙げられます。
会社のイメージ映像があれば、遠方に住んでいる方や海外の取引先にも企業の理解を得られやすくなりますし、リアルな雰囲気を届けることができます。新卒・中途向けに紹介動画を作る場合も、非常に役に立つでしょう。
また動画は、長くても10分程度になります。そのなかで伝えたい情報を発信できるので、文字よりもわかりやすく短時間で伝えられます。場合によっては、5秒程度でもタメになると言われています。
動画には「3Vの法則」といって、人の心に大きく影響を与える効果があります。3VとはVerbal(言語)・Vocal(聴覚)・Visual(視覚)のことで、文字だと無機質に感じるものも動画なら3つを十分に発揮することができるでしょう。
オフライン・オンライン問わず、多くのシーンで活用できるのも大きなポイントです。
まとめ
ここまで、会社紹介動画を作るときのポイントやメリットを紹介しました。
近年は、オンラインの主流化で、動画での会社紹介が注目されています。動画を使った紹介のよいところは、なんといってもテキストより想いが伝わりやすく、ユーザーの心を掴みやすい点です。
しかし一方で、作り方を間違ってしまうと会社の信頼を失ってしみかねません。さまざまなタイプの紹介動画がありますので、会社と商品の差異がないように、じっくり考えてから作るようにしましょう。制作に不安がある方は、動画作成を行ってくれるサービスを利用してみてください。