映像制作をスムーズにする絵コンテ!どんな役割があるの?
映像制作をする際、絵コンテというものが必要になるのはご存知ですか?映像制作のさまざまな場面で絵コンテは重宝され、作業を円滑にしてくれます。この記事では、そんな絵コンテの役割などについて紹介します。映像制作をするうえで知っておいたほうがよい情報になるため、ぜひ参考にしてみてください。
映像制作において欠かせない絵コンテ
映像制作において絵コンテは土台といわれるほど重要な役割を担っています。絵コンテ次第で完成する映像が段違いになるといっても過言ではありません。絵コンテは動画制作をするためのいわば設計図です。
制作会社に映像制作を依頼すると、まず打ち合わせで綿密なヒアリングが行われます。ヒアリングでは、どんな映像にしたいのか、完成した映像の使用目的などをしっかり伝えましょう。
制作会社はヒアリングの内容を参考に、構成を練ってから映像制作を進行します。ヒアリングがしっかり行えていないと、動画の構成が理想とは違ったものになってしまう可能性があります。
ヒアリングの際は依頼する側もしっかりと構成を考えてから臨みましょう。制作会社の構成案と、理想としていたイメージに差があれば、ヒアリングから見直してもう一度構成案を練り直してもらいましょう。
そして構成案が完成したら、制作会社は絵コンテの作成に入ります。絵コンテを見れば、映像の完成形もイメージすることができるようになります。
そして絵コンテが完成したあと、それをもとに撮影を行っていきます。撮影の段階でも、絵コンテは重要な役割を果たします。撮影の段取りや構成も絵コンテを参考にして行われます。このように絵コンテはさまざまな場面で映像制作の中核を担うことになるので、制作会社も念入りに作成します。
絵コンテのつくり方の流れを把握しよう
絵コンテ・構成表の書き方を紹介します。始める前に絵コンテ用紙、筆記用具、ストップウォッチを用意してください。
まずはセリフ・ナレーションを考えます。シナリオ原稿を作るわけです。先に絵から始めてしまうと、本来想像していたセリフ・ナレーションと内容が解離してしまう可能性があります。映像ありきで考えるのではなく、ストーリーをしっかりと軸に据えるところから始めます。
セリフ・ナレーションの原稿は依頼する側であらかじめ考えておき、そのあとに制作会社に添削してもらいましょう。その際、セリフ・ナレーションの原稿は音読してストップウォッチで秒数を測っておきましょう。実際に朗読した際に想定していた秒数と10秒近くズレてしまうことはよくあります。
映像のセリフは視聴者に聴き取りやすくするために通常の会話よりゆっくり喋ることが多いので、そこを意識しておきましょう。その際に目安となるのは1分で180字前後。つまり1秒間に6文字ほどしか喋れません。大幅な原稿の削減がないよう、必ず内容と時間を確認しておきましょう。
次にカット割りを決めます。カット割りはシーンごとの構図、シーンとシーンのつなぎとなる部分のことです。ここからは基本的に制作会社側が作成していくことになります。
動画の1カットの長さは基本的に3秒、長くても5〜6秒です。それ以上の長さになると映像が止まっているように感じてしまいます。原稿段階でも場面ごとの時間を意識しましょう。
最後は絵の部分の作成です。その際に注意する点が2つあります。絵の上手さやクオリティーよりも分かりやすさを意識することと、文字(テロップ)が入る場合の余白の確保です。
絵コンテの目的はあくまでも設計図です。絵の上手さではなく、どうすれば分かりやすく物の位置や動きを伝えられるかを意識しましょう。また動画には文字(テロップ)を入れることもあります。その場合の余白も確保できるように想定しましょう。
依頼する際は制作会社に絵コンテの作成を任せよう
ここまでの内容を見て、「そんな重要な絵コンテ・構成表は自分で作りたい」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際の動画で使う絵コンテ・構成表の作成は制作会社に任せるようにしましょう。
自分で作成するのはポイントを把握する練習程度にとどめておきましょう。これは素人の状態では必要な機材(スタンドやクレーンなど)や、必要な表現方法(CGなど)が判断できないためです。
素人が作成したものをそのまま使おうとすると、大幅に予算をオーバーする絵コンテになりかねません。アニメーションの場合でも、滑らかに動かそうとするだけで予算内では不可能になってしまうことが大半です。そのため、絵コンテの作成はプロに任せ、依頼する側はフィードバックに力を注ぐようにしましょう。
動画制作に欠かせない絵コンテの役割についてお分かりいただけたでしょうか。上述した通り、制作会社は最初のヒアリングによって依頼する側が理想とする映像をイメージします。そのヒアリングをもとに作成される絵コンテは、制作のあらゆる段階で用いられるのです。依頼する側、制作側ともに充分に準備して絵コンテを作成するようにしましょう。
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